こんにちは。行政書士の吉村です。
今回は「車庫証明(正式名称:自動車保管場所証明書)」の取得手続きについて、初めての方にもわかりやすく、ステップごとにご紹介します。
自動車を購入したり、引っ越しなどで住所が変わったとき、「車庫証明って何?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実はこの手続き、書類の準備や警察署への申請、現地調査など、意外と手間がかかります。
でも安心してください。本記事を読めば、車庫証明の流れが一通りつかめます。
「自分でやってみようかな?」と思った方も、「やっぱりプロに任せたい」と感じた方も、ぜひ最後までご覧ください。
車庫証明とは何のために必要なの?
車庫証明とは、自動車を登録する際に「きちんと保管場所(車庫)を確保していますよ」と警察に証明してもらうための制度です。
特に自家用の普通車を運輸支局で登録する際には、この車庫証明書が必須です。
つまり、「車を持つ=駐車する場所を確保する責任がある」ということなんですね。
※軽自動車の場合は「保管場所届出」という少し簡略化された手続きになります。
車庫証明の取得までの流れ(4ステップ)
① 保管場所を確保する
まず最初にやるべきことは「車を駐車する場所」を確保することです。
- 自宅の敷地内(自己所有)
- 月極駐車場を契約する(賃貸・使用貸借)
🚫注意点:
- 道路上は保管場所にできません
- 車のサイズが駐車場に合っているか確認しましょう
- 保管場所から道路への出入りに支障がないことが必要です
- 使用の本拠から直線距離2km以内でなければなりません
② 書類を準備・記入する
📄主な必要書類:
所有形態 | 必要な書類 |
---|---|
自己所有 | ・自動車保管場所証明申請書(2通) ・保管場所標章交付申請書(2通) ・自認書(1通) ・所在図・配置図(1通) |
賃貸等 | ・上記申請書類に加えて ・保管場所使用承諾証明書(または賃貸契約書の写し) |
✅書類は警察署の窓口で入手できますし、多くの都道府県ではホームページからダウンロードも可能です。
💡配置図作成のポイント:
- 保管場所と道路の幅
- 駐車スペースの奥行きや幅
- 高さ制限(ある場合)
※メジャーを使って事前に寸法を測っておきましょう。
③ 警察署に申請書類を提出する
書類が揃ったら、保管場所を管轄する警察署に申請します。
📌持ち物:
- 書類一式
- 申請手数料(例:埼玉県の場合2,100円)
- 訂正印(記載ミス対応)
提出後、現地調査が行われ、問題がなければ数日後に証明書が交付されます。
⏳交付までの目安: 中2日~中4日(都道府県によって異なります)
④ 車庫証明書を受け取る
交付予定日になったら、再び警察署へ行き、車庫証明書を受け取ります。
📌持ち物:
- 申請受付票(控え)
- 認印
- 保管場所標章交付手数料(令和7年度から廃止)
🚘交付されるもの:
- 車庫証明書(運輸支局に提出)
- 保管場所標章(車に貼付け)
- 保管場所標章番号通知書(再交付時に必要)
📅有効期限:交付日から1ヶ月です。登録手続きは早めに済ませましょう。
自分でやる?行政書士に依頼する?
「書類が多くてめんどくさそう…」「平日2回も警察署に行けない」そんな方も多いのではないでしょうか?
行政書士に依頼すれば、必要書類の作成・提出・受け取りまで代行します。
仕事や育児で忙しい方や、遠方に住んでいる方にもご好評いただいています。
まとめ
車庫証明は、自動車の登録前に必要な大切な手続きです。
流れを把握すれば決して難しくはありませんが、ちょっとしたミスで申請が通らないこともあります。
自分でやってみたい方は、この記事を参考に進めてみてください。
難しそうだな…と感じた方は、ぜひ当事務所にご相談ください。
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