こんにちは。行政書士の吉村です。
今回は、建設業者さん向けに、「経営事項審査(経審)の電子申請システム・JCiP」について、初心者でもわかるように解説します。
JCiP(ジェイシップ)とは?
JCiPとは、正式名称「建設業経営事項審査電子申請システム」の略称です。これまで郵送や窓口で行っていた経審申請を、完全オンライン化するために国が整備した公式の仕組みです。
埼玉県をはじめ、全国で導入が進んでいます。
JCiPを使う3つのメリット
① 予約不要!いつでも申請可能
これまで必要だった「スマート予約システム」での事前予約が、JCiPでは不要。好きな時間に申請できます。
② 結果が早く届く
郵送申請:約12営業日
JCiP:約7営業日(納付確認後)
紙と比べて約5日短縮。スピード重視の方に最適です。
③ 一部の書類が省略できる
行政機関同士のデータ連携により、以下の書類は提出を省略できます:
- 消費税の納税証明書:e-Tax認証で取得可
- 技術検定合格証:資格番号の入力でOK
- 経営状況分析結果通知書:認証キーでOK
- 各種資格証:番号入力で代用可
※工事契約書など一部は省略できません。
JCiP申請の手順(初心者でも安心)
Step 1|ログイン
JCiP公式サイト にアクセスし、GビズIDでログインします。
Step 2|申請メニュー選択
「経営事項審査」を選びます。
Step 3|基本情報入力
- 会社情報
- 技術職員情報
- 経営状況分析(認証キーで自動連携も可能)
Step 4|資料の添付
PDF形式で書類を添付。省略可能な書類は「ダミーファイル(省略様式)」で代替できます。
Step 5|申請+手数料納付
電子申請完了後、ネットバンキング等で手数料を納付。納付後、約7営業日で結果通知書が届きます。
よくある質問(Q&A)
Q1:紙と電子、どちらが早い?
A:電子(JCiP)の方が早いです。約7営業日で通知書が届きます。
Q2:本当に予約は不要?
A:はい、JCiPなら予約なしで申請可能です。
Q3:書類を添付し忘れたら?
A:エラーになりますが、「添付省略様式(ダミー)」で代用できる場合があります。
Q4:資格証の提出は不要?
A:番号入力のみで済むことがありますが、連携エラー時は添付が必要です。
Q5:利用料金は?
A:JCiPの利用自体は無料ですが、経審の手数料は従来通り必要です。
まとめ|電子申請は「便利だけど慎重に」
JCiPで経審申請が格段に便利になりました。しかし、便利だからこそ、操作ミスや添付漏れがダイレクトに影響します。
「自分でできそう!」と思った方も、「やっぱり専門家に相談したい…」という方も、ぜひお気軽にご連絡ください!
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