こんにちは。行政書士の吉村です。
今回は「自動車をローンや残価設定プランで購入した場合の車庫証明」について、わかりやすくご説明します。
「所有者と使用者が違うって聞いたけど、自分で手続きするの?」と疑問に思っている方に向けた内容です。
ローンや残価設定プランで買った車の所有者と使用者
車を購入すると、車検証には「所有者」と「使用者」が記載されます。
現金一括で購入した場合は、通常どちらも「自分の名前」になりますが、
ローンや残価設定プランで購入した場合は事情が異なります。
多くの場合、「所有者」欄には自動車販売店や信販会社の名前が入り、
「使用者」欄に購入者本人の名前が記載されます。
これは「所有権留保」と呼ばれる仕組み
ローン完済まで販売店や信販会社が名義を持つため、
「使うのは購入者、持ち主は販売店(または信販会社)」という状態になります。
車庫証明の申請者は誰?
このようなケースで車庫証明の申請者になるのは、
「使用者」である購入者本人です。
なぜ使用者が申請するの?
車庫証明とは、「この車はきちんと保管場所を確保していますよ」と証明するための書類。
実際に車を使う人が保管場所を用意する必要があるため、申請もその人が行います。
販売店は駐車場を確保しないため、
購入者本人が「保管場所使用承諾証明書」や「使用権原書類」などを準備して申請します。
残価設定ローンとは?
「残価設定ローン」は、将来の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、
その差額のみローンを組む支払い方法です。
たとえば3年後・5年後に以下のような選択が可能です:
- 新しい車に買い替える
- 車を返却する
- 残価を支払って乗り続ける
月々の支払いが抑えられる一方、
所有者は信販会社のままになる点には注意が必要です。
ローンの種類と所有者の違い
ローンの種類 | 所有者 | 特徴 |
---|---|---|
販売店の提携ローン(通常型・残価設定型) | 販売店または信販会社 | 所有権留保がつく |
銀行などの金融機関の自動車ローン | 購入者本人 | 所有者と使用者が同じになる |
まとめ:車庫証明の申請は「使用者」であるあなた!
ローンや残価設定プランで車を購入した場合でも、
車庫証明は「使用者」である購入者本人が申請します。
申請に必要なもの
- 駐車場の所在図・配置図
- 使用権原を示す書類(賃貸契約書など)
- 自動車の情報
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