車庫証明だけOSS申請できるの?注意点を解説

こんにちは。行政書士の吉村です。

最近、「車庫証明だけOSS申請ってできるんですか?」というご質問をよくいただきます。特に、紙での申請に慣れていた方ほど、OSSへの切り替えに戸惑うことが多いようです。

今回はその疑問にズバリお答えしつつ、OSS申請の流れ・必要書類・注意点までを丁寧に解説します。

結論:車庫証明だけのOSS申請は不可

結論から申し上げると、車庫証明だけをOSSで申請することはできません

OSS(ワンストップサービス)は、車庫証明・登録・税・手数料の支払いなどをまとめて一括で処理するシステムです。車庫証明だけを先に申請する、といった従来の手順は適用されません。

また、OSSでは一括提出が前提となるため、すべての書類を事前に準備しておく必要があります。車庫証明の取得後に他の書類を用意するという流れは使えません。

OSS申請とは?基本の仕組みを理解しよう

OSS(One Stop Service)とは、車に関する手続きをオンライン上で一括申請できる国の公式サービスです。

OSSで申請できる主な手続き

  • 保管場所証明(車庫証明)
  • 新車・中古車の登録
  • 名義変更
  • 税金・手数料の支払い

これらをオンラインで一括処理できるため、慣れれば非常に効率的です。

OSS申請に必要な車庫証明の書類

OSSでも車庫証明には書類が必要ですが、提出は基本的にデータ化された形で行います。

主な必要書類

  1. 保管場所の所在図:使用者住所と駐車場の位置関係がわかる地図。
  2. 保管場所の配置図:駐車位置を示す図面。区画番号やサイズも明記。
  3. 保管場所使用権の証明書類:自己所有なら自認書、賃貸なら承諾書等。
  4. 印鑑証明書:使用者のもの。発行から3ヶ月以内。
  5. 委任状:代理申請する場合に必要。

車庫ステッカー(保管場所標章)の受け取り方法

交付後の「車庫ステッカー」は、以下のいずれかで受け取ります。

① 警察署または県警本部での受け取り

OSSで交付手数料を支払った後、指定場所で受領。管理番号などを控えておくとスムーズです。

② 郵送での受け取り(対応署のみ)

  • OSSで交付手数料を納付
  • 警察署に郵送希望の旨を連絡
  • ステータスが「送付待ち」になったら必要書類を郵送

郵送対応の有無は警察署によって異なるので、事前確認をおすすめします。

OSS申請に慣れると手続きがグッと楽に!

OSSは国が推進している制度であり、今後ますます一般化していく見込みです。当事務所でも日々OSSを活用しており、業務効率化に大きく貢献しています。

しかし初めての方にとっては、手続きの流れや必要書類の準備に不安を感じることもあるでしょう。

「車庫証明のためだけに役所とやり取りするのが面倒」「自分で書類を揃えられるか不安」──そんな方は、ぜひ行政書士のサポートをご利用ください。

あなたの車の手続き、スムーズに済ませて安心なカーライフをスタートしましょう!

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