こんにちは、行政書士の吉村です。
今回は、配偶者と成人した子どもが相続人となる場合における、自動車の相続手続きと必要書類について解説します。
実際のご相談でも、「何から始めたらよいかわからない」とお悩みの方が多くいらっしゃいます。
この記事を読むことで、手続きの基本的な流れと準備書類を把握できます。
ぜひ最後までご覧ください。
相続人が「配偶者+成人した子ども」の場合
この場合、どちらが自動車を相続しても問題はありません。
遺産分割協議によって、誰が引き継ぐかを話し合い、決定します。
たとえば「お母さんが引き継ぐ」「息子が使用するので名義を息子に変更する」といった形です。
自動車の相続に必要な書類一覧
- 戸籍全部事項証明書(所有者の死亡が記載されたもの)
- 相続関係がわかる戸籍一式
- 遺産分割協議書(相続人全員の実印押印)
- 相続人の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
- 委任状(実印を押印)
- 自動車検査証(車検証)
- 車庫証明書(必要な場合)
- ナンバープレート(抹消登録時)
- 譲渡証明書(譲渡予定がある場合)
書類のポイント解説
戸籍全部事項証明書
「戸籍謄本」に該当します。死亡が確認でき、相続人が特定できる内容であれば、一通にまとまっていても問題ありません。
遺産分割協議書
誰が自動車を相続するかを明記し、相続人全員が実印で署名・押印します。
印鑑証明書・委任状
印鑑証明書は3ヶ月以内に発行されたものを使用します。委任状には必ず実印を押印してください。
車庫証明書
名義変更後も同じ車を使用する場合に必要です。車検証と新所有者の住所が一致している場合は不要になるケースもあります。
譲渡証明書・ナンバープレート
相続後すぐに譲渡・売却する予定があれば、あわせて準備しておきましょう。抹消登録時にはナンバープレートが必要です。
すぐに名義変更したい場合の追加書類
相続後すぐに他人に譲渡・売却する場合は、以下の書類も必要です。
- 新しい所有者の印鑑証明書
- 新しい所有者の委任状
- 新しい所有者の車庫証明書
これらを同時に揃えておけば、一日で手続きを終えることも可能です。
まとめ:自分でできる?専門家に依頼すべき?
書類の数自体は多くありませんが、一つ一つ正確にそろえる必要があります。
不備があるとやり直しになることも。
ご不安な場合は、行政書士が書類収集から申請までしっかりサポートします
。まずはお気軽にご相談ください。
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